坪単価とは3.3平方メートルあたりでどのくらいの価値がある。どれくらいの費用がかかるのかなど、物件全体の金額ではなく、細かい単位で算出する単位になります。マンションなどを選ぶ場合には、この坪単価が非常に大事な基準となってきます。そこでこちらのページでは、マンションを選ぶ場合に客観的な判断をする事が出来る坪単価とマンション選びの関係性についてご紹介します。

◆中古物件やマンションでの坪単価とは

一坪は3.3平方メートルで、もっとわかりやすくすると畳二畳分が一坪になります。坪単価は中古マンションの価格だけでなく、工事費であったり土地などの値段を調べる時に利用される不動産に深く関連している単位になります。中古物件やマンションを選ぶ場合には、広さと値段をしっかりと見比べる必要があります。

単純に4000万円の物件と5000万円の物件を価格だけで見比べると、5000万円の物件の方が割高に感じるかも知れませんが、広さが全然違い、4000万円の物件が20坪だった場合には坪単価は200万円になりますが、5000万円のマンションが50坪だった場合には坪単価は100万円となり、割高だと思っていた5000万のマンションは、4000万のマンションのわずか半額の坪単価とかなりお得な物件であることがわかります。

◆坪単価の物差し

坪単価は、まったく異なる大きさの物件を比較する時に大きな判断材料になります。どちらの物件を購入しようか迷っている場合など、専有面積が全く同じというケースは少なくなっておりますので、坪単価を計算する事によって、客観的に物件の価値を確認する事ができます。

例えば似たような間取りのマンションだった場合でも、角部屋だったり、南向きの物件であったり、バルコニーの広さなどの違いによって坪単価が大きく変わる場合があります

坪単価は非常に便利な考え方ですが、坪単価が絶対の正義ではありません。あくまで判断基準の一つである事は忘れてはいけません。マンションの場合、最上階と低層階では最上階の方が坪単価は高くなりますし、近くに公園があるかどうかや、スーパーやコンビニ、ドラッグストアの有無などによっても大きく変わってきます。南向きだから多少坪単価が高くても大丈夫のように、坪単価の差異を条件によって判断する事ができるのがとても重要になってきます。