住宅において水回りは使用頻度が高いため、老朽化が表れやすい箇所のひとつです。そこで、水回りのリフォームをする前にタイミングやチェックポイントを紹介します。

◆水回りリフォームのタイミングはいつ?

水回りリフォームのタイミングは住宅の築年数にもよりますが、タイル張り浴室の場合ですと15~20年程度が一般的な目安となります。小さなひび割れ等を放置しておくと、家屋土台の部分まで腐食するケースもあり、そうなると補修費用がかさむので注意が必要です。

劣化だけでなく、浴室のカビやキッチンの汚れなども気になります。古びた感じを一新して、明るい空間にしたいと望むのであれば、経年は関係なくその時がタイミングになるでしょう。

せっかく浴室をリフォームするのであれば、快適な空間にしたいものです。ですので、足をゆったり伸ばせる浴槽や介護が必要かどうかなどサイズ感や、冬場に最適な保温材の使用、掃除のしやすさを考慮した防カビ材の使用、バリアフリーなど希望に合わせて検討してみてください。

◆水まわりのリフォームはまとめてやる方がいい?

浴室やキッチン、洗面台などリフォームのタイミングは同時期になるかと思われます。今回は浴室のみ、キッチンは次回、などと分けるよりは一度に水回り全般をリフォームした方が費用を抑えることができます。

主に日当で計算される人件費で大きく差が出てくるため、場合によっては10万円以上の差額になることもあります。

また、水回りの場合、バスタブやキッチンに便器など商品代も高額になるため発注先が同じ業者の場合には、まとめて仕入れていただくことで割引されるケースも多く、その分安くリフォームできる場合があるのです。

◆キッチン、浴室、トイレのリフォームで注意するポイント

不便に感じるキッチンをより便利にするためにリフォームするには、まず形をどうしようか悩まれると思います。

キッチンを現状とは異なる形にリフォームする際には、各スペースのバランスに気を付けましょう。場合によっては現状よりも狭く感じてしまうこともあるようです。

そして、今利用している家電のサイズを考慮することも大切です。家電も一緒にサイズを合わせながら買い替えるのであれば問題ありません。しかし、引き続き利用するのであれば、しっかりとしたサイズ感を意識したイメージがなくては、後に通路の邪魔になったりする場合もあります。

浴室は間取りを変更すると工期が長くなるケースが多いです。窓の位置を変える場合には、照明の角度によっては外から丸見えになることもあるので注意が必要です。

トイレは、サイズの大きな便器を選ぶとスペースが狭くなり、掃除のしやすさに影響が出てしまいますし、トイレットペーパーとの距離も変わり逆に使いづらくなったりもします。

それぞれ、リフォーム前にある程度の知識を持って進めることで、後悔することは少なくなるでしょう。弊社、住宅情報センターではこれまでの経験を活かし、お客様が望む水回り環境を提案させていただきますので、お気軽にお声がけください。