無事に引っ越しが終わり、新生活がスタート。その時に忘れてはいけないのは、住民票を移動することです。近年では、石垣島に長期旅行に来てそのまま住み続けるケースもあるようです。引っ越しで慌ただしく移動を忘れることもあるようですが、住むのであれば住民票を移すことをオススメします。では、移さなければどのようなデメリットがあるのかを説明します。

◆そもそも住民票を移すのは義務なのか?

住民票を移さないと場合によっては罰金もあるのです。住民基本台帳法ではこのように定められています。

・転居をした日から十四日以内に、次に掲げる事項を市町村長に届け出なければならない

・正当な理由がなくて届出をしない者は、五万円以下の過料に処する

過料を課されたという事例は少ないのは事実ですが、過去には実際に例もありますので注意が必要です。

◆住民票を移動させないことのデメリット

一年以上住むのであれば、住民票を移しておかないと困った問題が起きてしまいます。罰金以外にも、地域のサービスが受けられないことをはじめ、様々なデメリットがあるのです。

例えば、子どもの保育園・幼稚園・小中学校に通うには住民登録が必要です。また、医療費助成、予防接種も受けることができません。その他、図書館など公共施設の利用も市民外の扱いを受けます。そして、市民外ですので選挙権も与えられません。

運転免許証の更新時は公的な通知が届かないため大変不便です。所得証明書や課税証明書など証明書類が必要な時も、住民登録のある市町村での発行です。社会保険料、住民税、所得税などの手続きもとても複雑になってきます。

このように多方面で面倒な手続きが発生してしまいますので、引越し後はすぐに移動することをオススメします。

◆短期間移住する場合にも住民票の移動は必要か?

転勤など一時的な移住の場合、期間が一年以下であれば住民票の移動は必要ありません。一年以上の転勤である場合でも、単身赴任で家族との生活拠点が前の地域にある場合にも移動する必要はありません。

また、進学による移住も一時的とみなされるため移動しなくても良いです。しかし、上記デメリットにもあるように、運転免許証更新の案内等、公的通知が届かないことで手続きが煩雑になることを避けるためにも、住民票はなるべく移した方が良いでしょう。

◆住民票の移動は簡単に行えます

まず、住民票を移動するには転出する地域の役所で転出届の提出が必要です。転出届の提出した後に転出証明書が発行されますので、これを石垣市に住むのであれば石垣市役所、竹富町に住むなら竹富町役場に転入届と共に提出します。

このように手続き自体は簡単に行えます。その他、疑問などございましたらお部屋探しの際にでも住宅情報センターにご相談ください。