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和室の魅力はどこにある?和室のある物件のメリット・デメリット
賃貸物件を始め、現在では洋風の建物でも和室をあえて設ける物件も増えつつあります。そんな和室にはさまざまな魅力がある一方で、普通の洋室と違う点が気になる方も少なくありません。
この記事では、和室のメリット・デメリットについて、和室の魅力がどこにあるのかをご紹介します。和室選びをするときのポイントについても解説しますので、あわせてご参考ください。
和室の賃貸物件に住む5つのメリット
日本の”和”を感じられる和室は、ある種のインテリアとしても人気を集めています。そんな和室には、インテリアとしてのメリットだけでなく、さまざまな利点が存在します。
和室の賃貸物件に住むと期待できるメリットについてご紹介します。
衝撃が伝わりにくい
和室の畳は空気を多く含んでいることから、クッション性を期待できます。フローリングなど洋室タイプと比較すると、物を落としたときの衝撃や足音が階下に伝わりにくい点がメリットです。
そのため、騒音問題を回避しやすくなります。また、子供が転んでも板張りのフローリングに比べて怪我をしにくいため、小さいお子様のバランス感覚を司る場としても役立ちます。
洋室に比べ収納スペースが多め
賃貸物件では、和室と洋室で収納スペースが若干変動することが多いです。和室は寝具に布団を用いるため、その収納スペースを設けるために洋室よりも多めの空間が設けられます。
また、通常のクローゼットよりも奥行きがあり、一部家具や旅行バッグなどさまざまな荷物を管理できるメリットがあります。
家賃が安め
和室タイプが採用された賃貸物件の多くは、同条件の洋室タイプよりも家賃が安くなりがちです。立地条件や部屋のサイズが同じでも、洋室よりも家賃を抑えられるため、和室なら自分の望んだ物件を探しやすくなるメリットがあります。
湿度管理が快適
和室は畳をはじめとして、さまざまな部分で通気性に優れています。畳1枚につき水分を約500㏄吸収できるため、畳が水分を吸収&放出することで、自然と快適な湿度に近づきます。梅雨の時期でもジメジメとした感覚を抑え、快適に過ごしやすい点がメリットです。
とはいえ、石垣島をはじめ沖縄全土は梅雨時の湿度が非常に高くなってしまいます。除湿機と併用しなければ畳にカビが生えてしまうこともあるためご注意ください。
足先が冷えない
畳は断熱性に優れており、フローリングでは足先が冷えてしまうような環境でも、畳なら快適に過ごせるメリットがあります。
和室の賃貸物件に住む3つのデメリット
賃貸物件の中でも、和室にはさまざまなメリットがあります。しかし、洋室と比較したときに和室にはデメリットが有るのも事実です。和室の賃貸物件に住むデメリットについてご紹介します。
畳の清掃がたいへん
和室の畳は、畳同士の隙間や細かい目の間に汚れが入りやすいデメリットがあります。洋室のフローリングタイプに比べると、簡単な掃除機や拭き掃除だけではゴミを取り除けない点がデメリットです。
畳の掃除をするには、ゴミを浮かすために先が細いほうきなどちょっとした工夫が必要になります。また、高湿度な沖縄ではメンテナンスを行っていると畳にカビが発生してしまう可能性も。
さらに、飲み物などゴミを落とすとシミになってしまうなど、ある程度の防護策が必要になります。定期的な空気の入れ替えやカーペットを敷くなど、畳の清掃や防護策をしっかりと行いましょう。
築年数が古めの可能性も
貸し出される中、和室の賃貸物件は平均的に見て家賃が安くなりがちです。その理由としては、建築年数自体がそれなりに経っていることが考えられます。築年数が古い和室の場合は、浴室やトイレなど水回り設備も古めかしい場合があります。
とはいえ、肝心の設備面はリフォームやリノベーションなどで改善されていることも。ただ築年数が古いからといって、肝心の設備面が古いとは限りません。和室の賃貸物件に住む場合は、かならず内見時に設備をしっかりと確認することをおすすめします。
畳に跡が付きやすい
和室の畳に置物など家具を置くことで、跡がついてしまう可能性があります。長年同じ場所に置いていると、畳がそこだけヘタってしまい、家具を移動させたときに違和感を覚えてしまう場合も。
畳の上に重いものを置くとどうしても跡がついてしまうため、交換覚悟で一畳の範囲に収まる家具を置くなど、「跡がついてしまった後のこと」を考えることをおすすめします。
魅力的な和室を作り出す4つの方法
和の空間を感じられる和室は、お部屋そのものが1つのインテリアとして存在感を発揮します。そのうえで、すこしの工夫を加えるだけで魅力的な和室を作り出すことが可能です。
「和室をさらに魅力的にしたい」とお考えの方へ向けて、アレンジ方法のコツをご紹介します。
敷物を敷く
畳のまま利用するのも和室の風情を感じられて良いですが、そのままでは畳が直接傷ついてしまったり、食べ物などの汚れがついてしまったりします。そのため、畳の上にちょっとしたカーペットやラグを敷いて、直接傷がつきにくいようにするのもポイントです。
敷物を使えばお部屋の雰囲気を変えつつ、畳のい草が持つメリットを享受できます。ただし、”畳の上に敷物を置きっぱなし”だとカビが発生してしまう原因にもなるため、高湿度の夏場では定期的に干して空気の入れ替えなどをしておきましょう。
和の雰囲気で家具を統一
和室には、”和”の雰囲気を持つ家具がマッチします。自然素材の家具を使えば、お部屋全体の雰囲気を統一しつつ、和風テイストを強めることが可能です。
ロータイプ家具で過ごしやすい環境に
和室の賃貸物件は、基本的に床上で過ごすことが多くなります。高低差のある家具を揃えると全体的に狭いイメージがついてしまうため、あえてロータイプの家具で統一するのもポイントです。お部屋全体に広々としたイメージを持てます。
「布団ではなくベッドが良い」という方も、和室にすのこを敷いてマットレスを置けば、ロータイプのベッドを作り出すことができます。
琉球畳を使ってみる
近年では、通常の半分サイズで敷ける「琉球畳」が人気です。色違いを交互に敷いて市松模様にするなど、すこしの工夫でさまざまな空間を作り出せます。”普通の和室”ではなく、和の雰囲気を持つおしゃれなお部屋に変貌を遂げるため、「和室は好きだけど真新しいデザインにしたい」という方にもおすすめです。
しかし、畳の入れ替えNGな賃貸物件もあるためご注意ください。
和室を選ぶ時の大切なポイント
和室の賃貸物件に住んでみようと考えている方へ向けて、最後に和室を選ぶ時の大切なポイントを解説します。
物件まわりの環境を確認する
賃貸物件を選ぶときは、”和室”だけでなく、建物の周辺環境もしっかりとチェックしておくことが重要です。たとえば、コンビニやスーパー、病院などの施設が近くにあるかどうかで、過ごしやすさは大きく変わります。
市街地や大通り付近など物件周りの環境によって家賃は大きく変動するものの、家賃を優先して周辺施設がない物件を選んでしまうと、あとになって後悔するかもしれません。”和室”だけで選ばず、近くの施設を込みで物件選びを行うようにしましょう。
畳の張替えを意識する
和室に住むときは、”畳の張り替え時期”を意識しておきましょう。畳には10年から20年ほどの寿命があり、時期をみて張り替えをする必要があります。新しく物件に住むときは、既存の畳は張り替えられたのはいつ頃か確認しておくことで、退去時までの期間を含めて逆算しやすくなります。
和室はメリット・デメリットを押さえてうまく活用しよう
和室の賃貸物件はさまざまなメリットがあるため、自分好みの和室を探している方も多いでしょう。一方でデメリットもあるため、和室のある物件を選ぶときはメリット・デメリットを踏まえて生活環境を整えることが大切です。
弊社では、和室の賃貸物件をはじめさまざまな物件情報を取り扱っています。お客様がご希望の条件を最優先に、お好みの賃貸物件を探すサポートが可能です。もし物件探しでお悩みの場合は、ぜひ我々、住宅情報センター石垣島店までお気軽にご相談ください。